本日、東京地裁に民事の訴状を出してきました。事件の詳細については書けませんが、裁判の初体験です。
裁判というと、お金がかかるイメージがありますけど、それは弁護士を雇うからであって、自分でやるならば、全然そうではありません。
今回の訴訟でいうと、訴状正本に貼った印紙代が1万3000円、民事予納金が6000円です。後者は、被告に訴状を送る郵送料などに充てるもので、余ったら戻ってきます。合計で、2万円にも達しませんでした。
一番骨が折れるのは、訴状の作成ですが、訴状の書き方の手引き本はいろいろ出てますし、ネット上にもサンプルがゴロゴロ転がっています。それらを参考に、自分なりに認めてみました、枚数は、A4で3枚です。
私は、三浦和義さんの『本人訴訟必勝マニュアル・弁護士いらず』太田出版(2007年)を主に参考にしました。本人訴訟で何度も勝訴した経験のある人物の著書で、訴状のお手本も多く載ってます。
http://www.ohtabooks.com/publish/2007/08/08203002.html
訴状の記載事項については、以下の公的説明のサイトがいいでしょう。
http://www.courts.go.jp/saitama/saiban/tetuzuki/minji/
これから、被告から答弁書が出され、法廷での口頭弁論という流れになるかと思います。結果はどうであれ、こういう経験ができることにワクワクしています。
むろん、いきなり訴訟に踏み切ったのではなく、相手方との交渉の機会は持ちました。しかし残念ながら、問題解決の方途は見出せませんでした。そこでやむなく、法的措置をとった次第です。
やってみると、裁判というのは簡単に起こせます。アメリカは訴訟社会で、ちょっとしたことでガンガン訴えるといいますが、裁判をやってもらうのは、納税者の国民の権利です。
乱訴は感心しませんが、最終手段としてなら致し方ありません。私はいろいろトラブルを起こす人間ですが、問題解決のオプションが広がりました。結果は二の次で、実際に提訴を経験し、「自分でもできるんだ」という自信をつけるのも狙いです。