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2018年1月24日水曜日

職業別の女性比(2015年)

 前に,2010年の『国勢調査』の職業小分類統計をもとに,職業別の女性比を明らかにしましたが,この記事は長く読まれています。
http://tmaita77.blogspot.jp/2015/04/blog-post_28.html

 現在では,2015年の同調査のデータも公開されていますので,情報を更新することといたしましょう。使うのは,抽出詳細集計(職業小分類)のデータです。
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&toukei=00200521&result_page=1

 これによると,15歳以上の就業者の総数は5889万人で,そのうち女性は2581万人。比率にすると,43.8%になります。これが全職業でみた女性比ですが,値は職業によって大きく違っています。

 目ぼしい高給の職業の女性比を挙げると,以下のようです。

 医師 ・・・ 21.4%
 裁判官・検察官・弁護士 ・・・ 16.7%
 大学教員 ・・・ 28.4%
 航空機操縦士 ・・・ 0.2%

 昔に比したら上がっているのでしょうが,絶対水準としては低いですね。その一方で女性の職業というのもあり,助産師の100%をはじめ,看護師,保育士,幼稚園教員,訪問介護従事者などは,9割以上が女性です。

 上記の統計をもとに,232の職業の女性比率を明らかにしました。資料の意味合いを込めて,全職業の数値をもれなく掲げます。統計表が長くなりますので,4つに区分しましょう。まずは,管理職と専門・技術職です。

 赤色は女性比が8割(ゴチは9割)以上の職業で,青色はそれが5%未満の職業です。


 次に,事務職,販売職,サービス職です。
 

 続いて,保安職,農林漁業職,生産工程職です。


 最後に,輸送・運転職,建設・採掘職,運搬・清掃・包装職,分類不能の職業です。女性比5%未満の青色が多くなっています。


 以上,最新の2015年の『国勢調査』から計算した,232の職業の女性比率です。資料としてご覧いただければと存じます。