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2021年3月27日土曜日

雑誌『ケアマネジャー』で連載スタート

  ツイッターでちょっと告知しましたが,雑誌『ケアマネジャー』にて新連載が始まります。中央法規出版から出ている月刊誌です。先ほど,初回の4月号が届きました。発売は本日で,書店にも並んでいることと思います。


 連載の名は「データで見る 日本の高齢化と社会保障」で,2021年度の12回にわたって,超高齢社会を迎えた日本社会の現状を斬っていきます。

 私自身,高齢化の問題には関心を持っております。自分が高齢者のステージに達した頃にはどうなっているかという思いもあり,高齢者の暮らしの実情を,未来予測も含め,さまざまな角度からデータで可視化してきました。本誌の編集長氏の目にそれが止まり,連載にまとめてみませんか,という話になった次第です。現場の人に,マクロな「俯瞰」の視点を持っていただきたい,という願いもあるとのこと。

 見開き2ページのカラーで,与えられた土俵は12回。それを見越して,編集長さんと構成をじっくり相談しました。4月号の初回は,「人口」です。まずは社会の基底的な部分から。高齢化社会・ニッポンのすがたをデータで可視化しました。


 近未来の人口ピラミッドの予測図,世界の中での日本の位置など,提示するデータにはオリジナリティを持たせています。政府の白書の引き写しで済ませるという,横着はしていません。

 これから,住生活,労働,趣味・娯楽,自殺,生きてきた軌跡などのトピックを据え,合計12回の話に仕立てる予定です。これまで作ってきた雑多なデータを体系立てる点で,私にとってもいい機会です。高齢化という社会変化について,考えを深めることもできるなあ。

 送られてきた『ケアマネジャー』という雑誌をみると,福祉・介護の専門職が対象という性格がはっきりと出ています。超高齢社会を支える現場がどうなっているかに加え,社会保障制度の最新事情も知ることができ,とても勉強になります。1年間,タダ読みできるのはありがたい。

 私の連載は,現場から一歩引いた「鳥の目」のものになっています。他の文章に比して,明らかに異彩を放っていますが,こういう試みもいいでしょう。どうぞ,よろしくお願いいたします。