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2011年8月22日月曜日

子どもの1日(平日)

 現在,夜の8時(20時)過ぎですが,この時間では,子どもは何をしているのでしょうか。テレビを観る,のんびり風呂に入る,宿題をやる…さまざまでしょう。

 総務省の『社会生活基本調査』は,1日(24時間)を15分刻みの96の時間帯に分け,それぞれの時間帯において,対象者がどのような行動をとっているかを調べています。最新の2006年の調査結果から,子どもの1日の過ごし方をのぞかせていただきましょう。
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?bid=000001027246&cycode=0

 ここでいう子どもとは,10~14歳の小・中学生です。2006年の「10月14日から22日までの連続する9日間のうち,連続する2日間」の生活行動を調査したとあります。2日間とあるのは,曜日の種類を変えるためです。

 平日の「20:00~20:15」の時間帯の生活行動をみると,対象者の27.5%がテレビ等を視聴しているとのことです。次に多いのは「食事」で13.0%,その次は「休養・くつろぎ」で12.9%となっています。なるほど,今頃の時間帯では,子どもたちは,1日の疲れをいやすべく,のんびりしているようですね。

 では,96の時間帯をすべてつなぎ合わせて,子どもの1日の生活行動の流れを観察してみましょう。下図は,それぞれの時間帯のおいて,対象者がどのような行動をとっているかを図示したものです。


 当然ですが,深夜の時間帯では,ほとんどすべての子どもが眠っています。10:00では,学校での勉強(学業)が最多になります。夕方の17:00では,スポーツが2割弱を占めます。クラブや部活に励む子どもたちでしょう。夜の20:00では,先ほど述べたように,テレビや休養が多くなります。

 就寝時間ですが,「23:00~23:15」では,77.4%の子どもしか床に就いていません。眠っている子が9割を超えるのは,「23:45~0:00」の時間帯になってからです。本調査の対象が,10~14歳の子どもであることを考えると,就寝時間がやや遅いのではないかとも思います。

 では,23:00を過ぎてから,睡眠以外にどのような行動が多いかというと,趣味(娯楽)や休養といったものです。学習に勤しんでいる子もいます。忙しいのですねえ。

 次回は,日曜日の図をご覧に入れようと思います。