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『プレジデント』誌といえば,言わずとも知れたビジネスマン向けの雑誌ですが,読者のビジネスパーソンにとって役立つ「資料術」の特集の一環として,企画されたパートです。
見開き2ページ(82~83ページ)の記事ですが,思う所を言わせていただきました。ネタ明かしは,ここではしません。コンビニなどにも置かれると思いますので,興味ある方はご覧くださいませ。
ただ一点だけ。「舞田さんは,高い研究費をもらっているから,ああいうデータやグラフができるんだろう」と言われることがありますが,とんでもない話です。在野の学徒の私は,1円たりともそんなお金はもらっていません。
タダで使える官庁統計(公表データ,ローデータ)を使わせてもらっているだけです。それでも,このブログで紹介しているような作品はできる。私のような貧乏人でも,こういう作品は作れる。この点は,強調しておきたいと思います。私のマネは,どなたでもできます。
よしんば,「研究費をあげるよ」と持ち掛けられても,私は断るでしょうね。変にお金を持つようになると,「独自にこういう調査をやってみよう」などという,いらぬ欲が出て,集中力が削がれる恐れがある。
故・西村滋さんの『お菓子放浪記』の中に,「欠乏という名の贅沢」という言葉が出てきますが,私はそれを享受しています。これからも,このスタイルは崩さないつもりです。