2015年6月5日金曜日

大学生の組成図(その3)

 5月30日の記事では,設置主体別・専攻別の大学学部学生の組成図を作ったのですが,性別も組み入れてはどうか,というご意見をいただきました。確かに,ジェンダーも重要な変数ですよね。

 元データは,文科省の「学校基本調査(高等教育機関編)」に当たればすぐにできます(下記サイトの表10)。2014年5月時点の,性別・設置主体別・専攻別の学部学生数は以下のようです。総計,約255万人なり。
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?bid=000001055994&cycode=0


 総計255万人のうち,女子学生は112万人であり,女子比は44%となります。赤色は学生数が10万を超えるセルですが,トップは私立男子の社会科学で49万人です。この層だけで,全体の2割ほどを占めています。私が教えている学生の多くもココです。

 それでは,上表のデータを視覚化しましょう。先の記事と同様,それぞれのセルの量を面積で表すモザイク図を使います。


 まずヨコを男子と女子で分かつと,おおよそ「6:4」の比です。その下を国公私で分かつと,私立がマジョリティー。タテは,10の専攻で区分けしています。

 大学生のみなさん。上記の図から,自分のグループの位置と,全体の中での相対量を読み取ってください。それぞれのセルを,卒業生のニート率の水準で塗り分けても面白いですよね。90%以上を黒,80%台をグレー,80%未満を白,というように。濃い色の分布は,どうなるか。

 私は,こういう解剖図を描くのが好きです。医学に人体解剖図が必要なのと同じく,社会病理学には社会(集団)の解剖図が欠かせません。そして,その中のどこが病んでいるかを突き止めるのが,いわゆる社会診断。私の主な仕事の一つです。

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