2017年9月13日水曜日

歯根端切除手術を受ける

 一昨日から昨日にかけて,2泊の泊りがけで出かけてきました。歯根端切除の手術を受けるためです。

 手術は12日でしたが,当日の朝に満員電車に乗るのは嫌だったので,前日の11日に上京しました。1日都内を自由に動き回れる時間ができるとなると,私の場合,行く場所は一つ。総務省統計局の統計図書館です。


 新宿駅からバスで15分ほど。総務省の1階の統計図書館には,官庁統計がバックナンバーを含めて全て所蔵されています。私にとっての聖地です。
http://www.stat.go.jp/library/

 目当ての資料は,厚労省『賃金構造基本統計』のバックナンバー。この資料は,2001年以降はネットで見れるのですが,それより前のものは冊子でないと見れません。目的のデータが載っている冊子を棚から抜き出し,該当ページのコピーを取りました。


 今では,官庁統計はネットで見れますが,だいぶ前の資料となると,冊子に当たらざるを得ません。この統計図書館には,それが全て揃っているのです。書庫にある資料も,頼めばすぐに出してくれます。国会図書館のように,申し込み冊数に制限があり,長時間待たされることもありません。

 統計の調べものをするならココが一番。どんな用事も片付きます。私が首都圏を離れるのを躊躇うのは,ここに自由に通えなくなってしまうからです。

 お昼まで作業をした後,職員さんに交じって食堂でランチ。私のような,だらしない身なりの風来坊は浮きますなあ…。

 午後は,新宿の紀伊国屋本店に行きました。3階の教育,社会問題,教育フェアの3か所で,拙著『データで読む・教育の論点』が平積みになっているのを見て,うれしく思いました。2階の教員採用試験コーナーでは,『教職教養らくらくマスター』が売れ筋本として前面に平積みされていました。

 その後,中央線で立川に行き,ホテルに入りました。夕飯は,近くの中華料理屋で食べましたが,ちょっと酷かった。炒飯はベチャベチャ,餃子は「レンチンですか?」と言いたくなるような代物。まあ,こういうハズレもある。

 翌日の午前10時に,立川病院に入院しました。南武線の西国立駅からすぐです。きれいな新棟が建っています。病室は,一泊一万円の個室にしました。相部屋だったら3000円ほどなのですが,滅多にない機会なんで奮発ってことで。


 体温と血圧を測って,点滴をつないでもらったら,手術開始まですることなし。ベッドを適当な角度に起こして,読書タイム。治験なら,これでおカネももらえるのですよね。私は年齢でアウトですけど。

 薄味の病院食の昼食を食べて,念入りに歯磨きをして,午後2時から手術開始。私が受けたのは,歯根端切除手術です。

 前居の多摩市のかかりつけ歯科で,「上前歯の歯根に大きな膿の袋ができている,手術して取り除いたほうがいい」と進言され,立川病院の歯科口腔外科を紹介されました。年間の手術数が250もあり,歯根端切除手術ならココという定評があるそうな。
http://www.tachikawa-hosp.gr.jp/shinryo/21/index.html

 歯茎を切開し,歯根にこびりついた膿をガリガリと取り除き,汚染された歯根の先端を切除。切除した先っぽに細菌が繁殖しないようスーパーボンドで封鎖して,歯肉を縫い付けておしまい。

 手術時間はおよそ2時間。痛みはあまりありませんでしたが,後頭部が圧迫されてキツかった。柔らかい枕でも敷けばよかった。

 術後は,上の唇がタラコのように腫れあがりました。固いものはNGなんで,夕食はお粥。テレビでお笑いをやってましたが,笑うと,歯肉を縫い付けた糸が張るので辛い。来週の抜糸までは,上の唇は極力動かすべからず。

 翌日の朝,手術した歯茎を消毒しレントゲンを撮って,退院の許可が出ました。会計窓口で請求された金額は,入院費込みで6万6170円。


 「さて生保を初めて使うか」と電話をしたら,歯根端切除手術は支払い対象外だそうです。払われるのは入院費だけ。うう,結構な出費になりました。

 以上,一昨日から昨日までのお出かけの記録です。今年になって,病院通いがとみに増えました。CTも3回撮りました(歯茎,脳,胸部)。41歳になりましたが,体にガタが出始めているのでしょうか。健康には留意したいものです。

 さて明日から,通常通り仕事です。月末に,新学習指導要領関係の単行本の締め切りがあります。2016年の『社会生活基本調査』や『学校教員統計』のデータも公表されます。夫の家事分担率の都道府県比較や,教員の離職率などをブログに載せますので,どうぞ,お楽しみに。