2010年12月27日月曜日

人口中の女性比

 この世には,男性と女性という2つの性がありますが,その構成はどうなっているのでしょうか。何をいうか,だいたい半分くらいに決まっているだろう,といわれるかもしれません。

 しかし,一概にそうとは限りません。まあ,女性のほうが寿命が長いので,高齢層では,女性の比率が高い,ということは知られています。ところで,時代軸と年齢軸を交差させて,女性の比率を出してみると,面白いことが分かるのです。


 例の社会地図で表現すると,上のようになります。いかがでしょう。1945年の20代から30代では,女性の比率が高くなっているのですが,この事情はお分かりですね。当時,戦争で若年男性が動員されていたからです。以後,彼らの復員により,比率は下がりますが,戦死者が多かったせいか,この世代では,女性比が54%以上という状態が続くことになるのです。図を斜めに引き裂く,紫色のゾーンがそれです。

 終戦直後は,「男一人に女がトラック一杯」などとオーバーにいわれたものですが,こういう世代も存在するのですね。松本良夫先生が考案された,この社会地図は,綿密に描けば,世代の状況も俯瞰できる,という利点を持っています。

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