実務教育出版社より,『国家公務員試験スーパー過去問ゼミ 教育学・心理学』が発刊されました。教育学のパートは,私が執筆しております。
http://jitsumu.hondana.jp/book/b183446.html
教育学は,国家公務員試験の選択科目の一つです。受験者が多い国家一般職(旧国家Ⅱ種)の試験でも,2006年度より取りいれられています。
これまでの出題傾向を分析し,実際の問題を解いてみての感想ですが,教育学は出題領域がほぼ決まっています。国家一般職試験は5問の出題ですが,毎年,①西洋教育史,②教育社会学,③学校経営,④生涯学習,⑤教育方法学からの出題です。教育社会学は教員採用試験では「アウト・オブ・眼中」なのですが,国家試験の教育学では必出。ちょっと嬉しい。
問題の難易度もそれほど高くないように思います。また「教育」は誰もが実際に経験してきていることなので,現実感を持って楽しく学習できるでしょう。総合的にみて,他科目に比して,学習に要する労力も少なくて済むのではないでしょうか。
教育学は,イチオシの科目です。ぜひこの科目を選択していただき,勝利の栄冠を勝ち取っていただきたいと思います。本書は,そのための過去問集です。試験で出題された問題の中から,出題頻度が高く,かつ広範な知識を吸収できる良問を厳選し,盛り込んでいます。教育学は,その数88問です(心理学は114問)。これらを繰り返し解くことで,国家試験の教育学に対応できる実戦力が確実に身につきます。
マイナーな科目ですので,類書はまだ出ていないと聞いています。教育学の選択を考えておられる皆さん,ぜひ本書をお手にとってください。今日か明日あたりから書店に並ぶことと思います。
以上,アナウンスをさせていただきます。