2016年11月2日水曜日

所得別の未婚率の出し方(実演)

 来年の1月に,某官庁の統計研修の講師をお受けすることになり,昨日,打ち合わせをしてきました。そこにて,「先生の作品を紹介するだけでなく,原資料の数値の羅列からグラフにするまでを実演してほしい」というリクエストを受けました。

 なるほど,そういう要望もあるでしょうね。私は必ず,作ったグラフの末尾に資料名を記していますが,それだけでは「再現」はなかなか叶わないでしょう。独自の加工をかなり施していますし,統計表も探しにくいですよね。

 そこで,これまでの作品の中で注目度の高い「男性有業者の所得別の未婚率」を例に,作成のプロセスを仔細に公開しようと思います。省略は一切ナシです。

 何度も書いているように,グラフの元データは,2012年の総務省『就業構造基本調査』から採取したものです。ではご一緒に,統計局HPを開いた段階から作業を始めましょう。
http://www.stat.go.jp/

①『就業構造基本調査』のページを開く。

②「調査の結果」をクリック。

③「調査の結果」の統計表一覧をクリック。

④「都道府県編」をクリック。

⑤全国の「人口・就業に関する統計表」をクリック。

⑥目当ての表は,「表23」です。エクセルを開きましょう。
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL08020103.do?_toGL08020103_&tclassID=000001048182&cycleCode=0&requestSender=search

⑦男性のシートを開き,分母(総数)と分子(未婚者)の所得別有業者数を,自分のエクセルにコピペしましょう。黄色マークの部分です。私の年齢層の40代前半を拾ってみます。

⑧所得の階級を100万円刻みに揃え,割り算をし,未婚率を出しましょう。

⑨グラフにして完成! ヨコの棒グラフとかでもいいっす。

 いかがでしょう。私は毎回,こんなプロセスを踏んで,いろいろなグラフを作っています。慣れれば,ものの5分くらいでできるようになります。

 私が学生の頃は,図書館に行って分厚い資料をくくり,該当箇所のコピーをとり,さらにエクセルに入力しないといけませんでした。量が多いとなると,もう一日仕事です。それが今では,エクセルファイルでデータが公開されてますので,コピペ一発です。便利になったものです。

 1月の研修では,注目度の高い作品を例に,原資料からの作成プロセスを実演し,「数値の羅列から,こういう作品ができる」ということを知っていただけたらな,と思っております。

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