2016年11月7日月曜日

若年人口の国際比較

 若年人口はガツガツ働いて社会を支えると同時に,消費性向も強く景気を活性化させてくれる存在でもあります。

 日本の若年人口の時系列カーブを描いてみると,大まかには,景気動向と重なっていることが分かる。将来予測も含む,20~40代人口の長期カーブは,下図のようになります。国連の人口推計サイトのデータより作成したグラフです。
https://esa.un.org/unpd/wpp/


 青色が日本のカーブですが,60年代までは増え続けていました。高度経済成長は,人口ボーナスという条件に支えられていた,といえるでしょう。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/fujitamasayoshi/20161106-00064154/

 70~80年代は高止まりです。安定成長の時期と一致しています。

 そして90年代以降は,坂を転げ落ちるように減っていきますが,不況の深刻化の時期と見事に一致しています。

 購買意欲旺盛な若者の存在がデカいってことですね。その若者人口は今後は減少の一途と見込まれ,2020年にはフィリピンに抜かれると予測されます。躍進可能性を秘めた市場の選手交代というところでしょうか,

 20~40代人口は,高度経済成長の最中の1960(昭和35)年では3943万人で,世界で5位でした。それが近未来ではどうなるか。下表は,1960年と2030年の上位20位の顔ぶれです。


 日本は2030年には,17位に落ちると予測されます。対して,インドやインドネシアなど,アジア諸国の躍進がスゴイ。上記の表は,経済勢力地図の時代変化といえるかもしれません。

 縮むニッポン。人口減少と高齢化により,国内市場ではモノが売れなくなります。お隣の韓国では,一流企業に入るには英語力と海外留学経験が必須といいますが,日本も近いうちにそうなるのではないか。否が応でも,企業は国外への進出を余儀なくされるのですから。

 欧米並みに人口を多国籍化することで,消費意欲旺盛な若年人口をキープすることになるのか。あるいは空洞化が進む一方なのか。これからの日本には,いまだかつてない大変化が待ち受けていることは間違いありません。

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