2017年11月23日木曜日

『スーパー過去問ゼミ5 教育学・心理学』

 ちょっと早いですが,新刊のご案内です。国家公務員試験対策用の問題集『スーパー過去問ゼミ5 教育学・心理学』の出来本が,実務教育出版より届きました。発売は,12月1日の予定です。
https://jitsumu.hondana.jp/book/b310521.html


 2014年刊行の旧版を,近年の出題傾向をもとに改訂しました。教育学のパートは,私が執筆しています。

 教育学は,国家総合職・国家一般職・法務省専門職員試験の選択科目として設けられています。受験者が多い一般職では,毎年5問が出題されますが,傾向は完全に固定されています。毎年,以下の5分野からの出題です。

 ・教育史
 ・教育社会学
 ・教育法規
 ・生涯学習
 ・教育方法学

 教育社会学は,教員採用試験の教職教養では「アウト・オブ・眼中」なのですが,国家公務員試験では大変重視されています。いいことです。

 生涯学習も必出。少子高齢化の進行により,生涯学習の重要性が増しているためでしょう。この点も,教員採用試験とは違っています。

 本書には,試験での出題頻度が高く,かつ広範な知識を吸収できる88の過去問を盛り込んでいます。解説も,懇切丁寧にしたつもりです(関連知識の紹介など)。これらを繰り返し解いてモノにすることで,試験を突破する実践力が確実に培われることと思います。

 参考書の機能も持たせるため,「POINT」というページを設け,必ず押さえておくべき最重要の知識を盛っていますが,如何せんページ不足のため,これだけでは不足です。そこで,『教職教養らくらくマスター』も併用されることをお勧めします。教員採用向けの本ですが,国家公務員試験対策にも使える作りになっています。
https://jitsumu.hondana.jp/book/b297721.html

 出題頻度の高い西洋教育史は,本書の136~143ページの思想家一覧表を使った学習が効果的でしょう。ルソーなら主著として『エミール』,思想上のキーワードは「子どもの発見」「消極教育」。これだけ押さえておけばOKです。

 ある人物の名前を提示されたら,即座に主著とキーワードを答えられるようにすること。これだけで,問題の大半は解けます。教育学の問題は,著名人物の学説の正誤判定がほとんどですので。

 教育法規については,上記の要点整理集の「教育法規」のチャプターで紹介されている,重要法規の条文を押さえるといいでしょう。教育基本法,学校教育法,教育公務員特例法,教育職員免許法,地方教育行政法など。

 そうそう。教育社会学は,専門用語の理解を試す問題も多し。「隠れたカリキュラム」「文化的再生産」「感情労働」など。現存の教育社会学の用語集としては,岩井・近藤編『現代教育社会学』(有斐閣)の巻末用語集がベストだと思います。過去問をみても,この部分からの出題が数回あり。本書は2010年刊行ですが,版を重ねた最新版を手元に置かれたし。巻末用語集だけでなく,本文の内容もためになります。
http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641183827

 これらの参考書も併用して,『スーパー過去問ゼミ5 教育学・心理学に繰り返し取り組めば鬼に金棒。

 上述のように,教育学は出題傾向が固定されており,問題の難易度もさほど高くありません。それに,教育は誰もが実際に経験してきていることなので,現実感をもって,楽しく学習することができるでしょう。「ああ,こういうことだったのか」と,自分の体験との往復運動も面白い。ぜひとも,教育学の選択をお勧めしたいと思います。

 マイナーな科目ゆえ,教育学・心理学の過去問集は,本書しかないと聞いています。唯一の過去問集です。需要があったのか,2014年刊行の旧版は3刷まで行きました。
https://twitter.com/p_xs3/status/526903103837061121

 長くなりましたが,新刊『スーパー過去問ゼミ5 教育学・心理学のアナウンスでした。来週の末に,書店に並ぶ予定です。「国家公務員試験を教育学で受けようかな」という皆さん,お手にとっていただけますと幸いです。

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