学研アソシエという会社から,『学研・進学情報』という小冊子が刊行されています(月刊)。全国で進路指導に当たっている,高校の先生向けの情報誌です。
明後日発売の3月号の2~5ページに,私が受けたインタビュー記事が掲載されています。「事実に基づいた教育論を」というテーマです。
上記のテーマで話をしてくれる識者を探していたところ,私に白羽の矢が立ったとのこと。とくに,ニューズウィークの連載記事に興味を持ってくださったようで,興味深いトピックを先方でリストアップしてもらい,それぞれについて,データ作成者の私がコメント(解説)するという形式です。
最初に,教育学の中でも異彩を放っている,教育社会学の「事実学」としての性格についてお話ししました。
そのあと,高校階層構造の「トラッキング」現象,リケジョの国際比較,若者の冒険志向,リカレント教育,教育格差,といった問題についてお話ししています。そんなの随所で語られているよ,と思われるかもしれませんが,独自に作成したデータを引き合いにしているのがウリです。
最後に僭越ながら,進路指導に当たっておられる高校の先生方へのメッセージを述べさせていただきました。
私は正直,インタビューというのは苦手です。師匠譲りの口下手に加え,話があちこち飛んでしまうきらいがあるのですが,学研のライターさんが,私が言わんとしていることを実に上手くまとめてくださっています。さすがはプロですねえ。感心!
編集後記に,うれしいことを書いてくださっているので,紹介させていただきましょう。
明後日の2月1日に発売です。全国の高等学校には配送されるそうですが,一般の方は,電子書籍(キンドル)で読んでください,とのこと。たったの108円です。
大学生のブラックバイトに関する,大内裕和教授のインタビュー記事もオモロイ。興味ある方はぜひ,キンドルでお読みください。