2013年2月23日土曜日

青年期の状態変化の国際比較

 内閣府の『第8回世界青年意識調査』では,Q11において,5か国(日,韓,米,英,仏)の18~24歳の青年に対し,現在の仕事(状態)を尋ねています。調査実施時期は,日韓米が2007年11~12月,英仏が2008年9~10月です。
http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/worldyouth8/html/mokuji.html

 各国について,年齢によって回答構成がどう変わるかが分かる図をつくってみました。パネルデータではないので,厳密な意味での加齢変化ではないですが,まあ青年期にかけての状態変化の大局をみてとることはできるでしょう。


 目についた点を箇条書きします。

 ①:何だかんだいって,青年期も終盤になれば,日本の青年の多くは働いています。24歳時点での就労率(パート含む)は,日本が81.7%でトップです。青年期の課題達成(労働という名の役割獲得)が最も円滑になされている社会。
 ②:お隣の韓国は,結構長く学生をやる者が多いですね。24歳になっても,42.2%が学生です(日本は6.7%)。受験競争が激しいので,浪人組が多いのでしょうか。それとも就職が決まらない学生が多いのか。あっ兵役もあるか。
 ③:アメリカは,学生の構成が特徴的。パート(バイト)を通り越して,フルタイムの仕事を掛け持ちしている学生も結構います。学費がバカ高&親が援助する風潮があまりないので,自分で学費を稼ぐ者が多いためでしょうか。
 ④:イギリスは,専業主婦(夫)と失業者が多し。前々回の記事でみたように,この国の女子青年は,伝統的性役割観(夫は仕事,妻は家庭)への賛成度が高いのだよな。
 ⑤:フランスは,専業主婦(夫)や職探し中とは別の理由の無職者(≒ニート)が比較的多し。

 こんなところでしょうか。人によって注目ポイントは違うでしょう。こういう図はあまり見かけないので,この場に展示することとした次第です。

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