2017年7月29日土曜日

相関と因果について

 つまらないことをベチャベチャ言っている人がいますので,私の考えを示しておきましょう。面倒なので,間もなく出る新刊『データで読む 教育の論点』(晶文社)の一部で替えさせていただきます。
http://www.shobunsha.co.jp/?p=4364

 コラム「見かけの相関に注意」のゲラのスクショです。改ページしてますので,行間が空いてますが気にしないでください。


 慎重なのは結構ですが,それが過ぎて何も言わない(言えない),というのはつまらないと思います。生煮えでもいいから情報(アウトプット)を出して,議論のタネにしてもらったほうがいい。私は,こういう考えでいます。

 風変わりな発言をして叩かれる著名人がいますが,そういう人に私は敬意を表します(他人への人格攻撃などは論外ですが)。私は,「面白い人」が好きです。

 「舞田はいい加減なデータで社会を惑わす犯罪者だ」と言われたことがありますが,実に光栄です。お礼に,次の言葉を贈りましょう。「犯罪は,社会にとって有益である」(デュルケム『社会学的方法の規準』)。