私はラーメン二郎が大好きで,2015年秋から16年春にかけて,首都圏(1都3県)の二郎は全店制覇しました。ツイログに店舗とラーメンの写真を撮ってますので,「このラーメンはどこの店舗のものか?」という問題を作ることもできます。
今年の3月に埼玉の越谷に新店舗ができたと聞き,「首都圏二郎全店制覇」を名乗り続けるにはここも行かねばならぬと,昨日出向いてみた次第です。品川まで京急,北千住までJR,そこから東武線で越谷駅まで,2時間半ほどの遠出でした。
店は駅からすぐで,イケメン2名の店員さんが切り盛りしています。「少ラーメン,ニンニクマシマシ,アブラ」を頼みましたが,他店に比してあっさりしていました。スープに脂分が少なく,女性客も結構いたのはそのためでしょうか。
https://twitter.com/tmaita77/status/1125954839790346240
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爪楊枝でシーシーやりながら,帰りの電車に乗り込み,スマホをいじっていたら,日本女性学習財団の編集者さんからメールがきました。「財団の最寄りは浜松町で,帰りに通るじゃん」と,「今から行きます」とリプした所,先方はちょっと驚きつつも快諾してくれました。
ガムでニンニク臭を必死に消しながら,浜松町駅に到着。東京タワー方面に歩いて5分ほどで,日本女性会館という建物が見えてきます。ここの5階です。
http://www.jawe2011.jp/
日本女性学習財団は,女性の学習活動の調査や資料刊行,優れた実践の表彰などを行っている団体です。公益財団法人の名に偽りなく,公共性・公益性の高い活動を手掛けておられます。理事長は,わが母校・東京学芸大学の前学長であられた村松泰子先生です。
私は昨年4月から,当財団の機関紙『ウィラーン』にて連載「データをジェンダーの視点で読み解く」を書かせていただいています。もう1年以上の付き合いですが,財団の事業所におうかがいするのは初めてでした。出不精ゆえ,申し訳なく思っております。
学習事業課の方々にお迎えいただき,施設を見せていただきました。その代表格は,学習・研究用スペースの「ウィラーン」です。
http://www.jawe2011.jp/building/space_we_learn.html
日当たりがよく,窓からは東京タワーと芝公園が見えます。室内には,ホワイトボードと可動式の机・椅子があり,グループでの学習やゼミなどに使えるとのこと。
そのためには資料が必要ですが,さすが女性学習財団というだけあって,関連の文献や資料が豊富に取り揃えられています。すぐ手の届くところに,女性分野の基本資料がありますので,学習もさぞ充実することでしょう。学大で習ったある先生は,「資料に囲まれた部屋でこそ,いいゼミができるのだ」とおっしゃっていました。
棚には,財団機関誌の『ウィラーン』もあります。過去半世紀のバックナンバー(縮刷版)も備えられています。以前は『女性教養』という名前だったそうです。女性の学習のあゆみを跡付けられる貴重な資料(史料)ですが,ここではそれを軒並み見ることができます。国会図書館のように,面倒な閲覧手続きも要りません。
場所は港区芝公園,浜松町駅から徒歩5分,東京タワーのすぐ近くという立地ですので,オフィス帰りの学習,調べものなどに使えるでしょう。今の時期なら,勉強した後に,近くの芝公園で,ライトアップされた東京タワーを見ながら酒盛りなんてのもできます。
昨日は,この明るい空間で,編集者さん2名と30分ほど談笑しました。ジェンダー統計に関することですが,未だに男子が先,女子は後の男女別名簿を使っている学校が大半という話には驚きました。
選挙の年にかんがみ,選挙のジェンダー差についても話しました。議員の女性比率が低いのだが,「そもそも出馬する女性自体が少ない,当選率(当選者数/立候補者数)にも性差がある」「あと女性の投票率は男性より低い」と言われ,本当かなと,帰宅後にちょっとデータを作ってみたら,その通りでした。
https://twitter.com/tmaita77/status/1126064502032572416
https://twitter.com/tmaita77/status/1126103137679314945
私は滅多に人と話しませんが,対話によって気づかされる部分もあるのだなと実感します。私のような出不精な人間が,アパートの部屋の中で思いつくことなんて限られています。人間は所詮はアナログ動物,人と膝を突き合わせて話すって大事だと思います。
日本女性学習財団の連載ですが,当初は1年間の約束だったのですが,思いのほか好評?とのことで,今年度も継続しています。財団HPにて注文可能,PDFでの購入もできます。ぜひ,ご覧くださいませ。