今回は,調布市,町田市,小金井市,小平市,日野市,そして東村山市の診断カルテをみてみましょう。これらの地域は,都の中部から南部に位置しています。
カルテは,以下です。肥満傾向児の比率は,子どもの発育面を測る指標です。学力は能力,不登校は逸脱行動の側面を計測するためのものです。指標の詳細は,3月16日の記事をご覧ください。
不登校児の出現率が高い地域が多くなっています。小金井市を除く5地域では,不登校率が49市区の値を凌駕しています。前回みた諸地域と同様,近郊地域型ともいうべき傾向です。小平市と東村山市は,肥満児率も同時に高くなっていることが懸念されます。一方,小金井市は比較的望ましい型を呈しているようです。
次回は,再び都内の東部に移動して,足立区や葛飾区などの下町地域のカルテをご紹介します。